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映画 「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」あらすじ ネタバレ [映画]



第87回米アカデミー賞で、9部門でノミネートされ、作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞の4部門を受賞。

鳴り物入りで日本での公開となった「バードマン」のあらすじ、ネタバレです。

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【 あらすじ】

リーガン・トムソン(マイケル・キートン)は落ち目のハリウッド俳優である。

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かつては『バードマン』という3本の映画で主役のスーパーヒーロー、

バードマンを演じ数十億ドルの興行収入を稼ぐほどのスター俳優だったが、

それ以降ヒットに恵まれず、20年以上が経過していた。

60代となり、家庭でも失敗したリーガンは『かつてバードマンを演じた俳優』として

惨めな生活を送っていた。

単なる落ちぶれたアクション俳優ではなく、アーティストとしての自分に存在意義を

見いだそうと自暴自棄になったリーガンは、ブロードウェイ進出という無謀な決断をする。

かつて俳優になることを決意したきっかけでもあるレイモンド・カーヴァーの短編小説

『愛について語るときに我々の語ること』を舞台向けに脚色し、

自ら演出と主演を務めることにしたのだ。

プロダクションは親友の弁護士のジェイクが担当し、共演者にはリーガンの恋人であるローラ、

初めてブロードウェイの劇に出演するレスリーが選ばれた。また、自分の娘で、

薬物依存症から回復したばかりのサムをアシスタントとして加え、

本公演前のプレビュー公演は目前にせまっていた。

バードマン2.jpg

しかし、舞台制作を通して自身の抱える根深い問題と直面することになったリーガンは、

いつしか自分の心の声に悩まされるようになる。そう心の声の主は「バードマン」。

リハーサルの最中、1人の俳優が怪我で降板すると、その代役として、

ブロードウェイで活躍するマイクが選ばれる。俳優として卓越した才能を見せながらも、

身勝手極まりないマイクの言動に振り回され、プレビュー公演は散々な結果に終わる。

また、公演の成功の鍵を握る批評家からも「俳優ではなく単なるセレブリティ」と

面と向かってこき下ろされ、本公演の酷評を宣告される。

そして本公演が始まる。

バードマン3.jpg

【感想】

アメコミやアメリカ映画を数多く見ている方にとってはまさにブラックコメディー

として楽しめることと思います。

しかしながら、派手なハリウッド映画が好きな方には退屈な映画だといえるでしょう。

全編を通して主人公の心の葛藤を描いた作品ですが、はっきり言って邦画には

たくさんそういった作品があるので、チョット違う見方をしてみるものいいかも。

例えば撮影賞を受賞しているようにカット割りを感じさせることなく長回しのように

編集しているのには驚かされます。

そして一度見ただけではあまりピンとこないかもしれませんが、作品賞、監督賞、脚本賞を

受賞しているだけに映画の構成が良く出来ています。

映画の至る所にパロディが散りばめられています。

作品の内容からして暗くなってしまいがちなところですが、そこをうまくカバーしています。

心の葛藤を描いた映画が評価されているのは、今のアメリカの人々の心が

病んでいるからなのかもしれませんね。

人には皆、夢があります。

しかし成長するに従い、現実の厳しさにいつしか夢は打ち砕かれ

時代に流されて、生きていくので精一杯になってしまっている方が多いのではないでしょうか。

でもほとんどの方の心の何処かには「こんなはずではなかった、本当はこうなるはずだったのに」と

いう気持ちがあると思います。実際、私もそうです。

この作品はそんな状況からなんとか抜けだそうと必死で挑戦している物語なんです。

主人公に自分を投影する方も多くいることでしょう。

大人の方に見て頂きたい作品です。子供は無理です。

人生経験が豊富な方ほど共感できることでしょう。

【ネタバレ】

主人公のリーガン・トムソンは物を動かすことのできる超能力があり、

度々、物を動かします。そして最後には・・・・・。

タイトルの(無知がもたらす予期せぬ奇跡)これが映画の結末を表すキーワードです。

あとは映画でお楽しみください。





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